大人の矯正

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 大人になってする 矯正歯科 治療だからこそ、気になること、疑問不安心配、、、色んなことがあると思います。
その全てに、この場で答える訳にはいきませんが、よくある質問や不安、疑問に対してお答えしましょう。

大人の矯正・質疑応答

  大人の矯正は時間がかかるのですか?

 そのような話をよく耳にしますが、個人的にはそのようなことを意識したことは一切ありません。
かえって、大人の方が 矯正 治療に対する意識が高く、協力度も高いことが多いので、スムーズに進むことが多いように思います。

  大人の矯正の方が子供よりも痛いのですか?

 そういうことは決してありません。
我慢すべき痛みは、『小学生でも我慢できるレベルの痛み』までと考えてください。

 基本的に、痛いから歯が動くわけではありません。
歯が動く時に移動する歯の周りで色んな反応が生じて歯が移動します。  その時に、痛みを起こす物質もできてしまい、 矯正 治療中に痛みが出る原因となります。  ですから歯が動く時にある程度の痛みが生じることは仕方がありません。
それでは、加える力が強ければ歯もたくさん動くのか?と言われるとそうではありません。  逆に 矯正 力が強すぎると、歯の周りの血管が圧迫され過ぎて、肝心の歯が動く反応がスムーズに進まなくなってしまうのです。  痛いけれど、歯は動かない、なんとも切ない状況ですね。

  矯正治療をすると、頭痛や顎関節症が治りますか?

 そういうこともあるかもしれません・・、というレベルです。
矯正歯科 治療をすると、確かに噛み合わせは良くなります。  しかし、頭痛や顎関節症は噛み合わせが悪いだけで発症するものではありません。
現在、顎関節症は複合原因説が言われており、噛み合わせは多くの原因の中の一つに過ぎません。
頭痛にしても、顎関節症の一症状として出るものもあれば、神経性で出るもの、血管性で出るものもあり、その他にも多くの原因が考えられます。  

 ただ、 矯正 治療をして歯並び・噛み合わせが良くなり、結果として頭痛がなくなったり軽減したりする人は結構多いようです。
顎関節症になっていれば、まずスプリント治療などで治すことが先決です。

  親知らずを抜いた方が良いですか?

 歯科医が言うのもなんですが、噛み合わせに参加していない親知らずであれば、抜歯した方が良いと思います。
埋まっている親知らずは時に腫れと痛みを起こすことがあるので・・、という一般論は置いといて、後方から歯並び全体を押して、せっかくきれいになった歯並びを乱す恐れがあります。  親知らずが無いから乱れることが無い、とかいう単純なものではありませんが、リスクを減らすという観点から、 矯正 治療中に抜歯してしまうことをお勧めします。

  矯正をすると口内炎とか大変じゃないですか?

 矯正 治療を始めて最初の1ヶ月間ぐらいは、ちょっと大変だと思います。
人によっては、口内炎があちこちに出来た・・という人もいると思います。  しかし、矯正治療が終わるまで常に口内炎が出来ていた!という話を聞いたことは無いし、経験したこともありません。

口内炎じたいが原因がよく分かっておらず、色んな原因で生じると考えられています。
予防の大原則は、規則正しい生活と十分な睡眠、そして偏りの無い食事です。
口内炎が出来てしまったときは、よく嗽をしてお口の中をできるだけ清潔に保つようにしてください。  口内炎の部位につけるお薬は市販のお薬で『アフタッチ』というものがあります。  刺激を物理的に遮断した上でお薬が効きますので、普通の塗り薬よりも使い勝手が良いと思います。

  矯正中は普通に日常生活を送れるのですか?

 もちろんです。
矯正 治療中、日常生活には何の制限もありません。
普段は特に痛みも無いはずですから、仕事も遊びも全力投球できます。
(調整をした後、2,3日ぐらいはちょっと歯が浮いた感じで集中力がちょっと落ちているかもしれません。)

余談ですが、合コンに行った、焼肉を食べた、旅行に行った、などという話は当たり前にあります。
結婚を控えている方であれば、必要なら式前に一時的に矯正装置を外すことも出来ます。  また、結婚された方であれば、出産は大丈夫?と心配する人もいるでしょう。  全く大丈夫です、何の心配も要りません。  実際、矯正治療中に患者さんが出産を経験することはありますし、治療が終わるまでに2人産んだという人だっておられます。 (その分、矯正治療に時間はややかかりますが・・・)

  抜歯して出来た空隙はそのままですか?

 そのままにして、矯正治療を始める方が多いようです。
しかし、仕事上の要求を含めて空隙を目立たなくしたいという場合は、審美ダミーという人工歯を隣の歯にくっつけて、空隙を目立たなくすることが可能です。
          抜歯空隙          審美ダミーを接着
矯正 治療に際しては、この人工歯を歯の移動距離の分だけあらかじめ少しづつ削りながら、矯正治療を進めていきます。

 抜歯するというと、不思議なことに、多くの方が前歯が抜けた様子を考えて、小学生で歯の生え変わりで前歯が無い状態の子供の笑い顔を想像するようです。
実際に通常の矯正治療で抜歯をされる部位は、犬歯の奥の前から数えて4番目の歯であることが多く、正面からはあまり見えない所です。
           


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